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2019.10.10

ロータス通信290号を発行しました。

国際大会の成功へ向けて本格始動!様々なご支援をよろしくお願いします!!

                                      理事長 石渡 博明

 いよいよこの11月28日から30日にかけて、市ヶ谷のアルカディア(旧・私学会館)で、

待望の「白い杖の留学生 国際大会」が開催されます(ご案内等の詳細は3ページ以下をご参照ください)。

 既に何人もの方から、通常の維持会費・ご寄付とは別に、「国際大会」用にとご寄付をお寄せいただいていますが、

本誌発行にあわせて国際大会専用の振替用紙を同封させていただきましたので、絶大なるご支援、ご寄付を改めてお願いするものです。

 国際大会では、来日元留学生を中心に在日留学生からも各国の視覚障害者事情の報告や帰国後の活躍、今後の日本との提携への期待や

お世話になった方々との再会の喜びといった場面があるものと思われますが、それとは別に、留学生のこの間の様々な活躍も見逃せません。

 本号最終ページの「業務日誌」にもありますように、この間、留学生がラジオやテレビに登場する機会が増えてきています。

 スーダンの元留学生・アブディンさんは『わが妄想』(ポプラ社刊)の出版でも知られ、現在は学習院大学の特別客員教授として

国際関係論・平和学を講じていますが、「視覚障害ナビラジオ 先輩×後輩」(NHK第2)で、筑波盲学校2年生の

ミャンマーのリンさんと対談、視覚障害留学生としての苦労話や失敗譚から障害者にとっては平和こそが大事といった幅広い話題で、

後輩のリンさんとの会話を楽しんでいました。リンさんも盲学校2年生ながら、難しい会話をよくこなしていました。

 キルギスのD・シリンさんは、日本で最も歴史のある国際教育振興会など主催の「外国人による日本語弁論大会」に120人余りの

応募者の中から12人の決勝大会出場者の一人として大会に臨み、「恩返し」と題してスピーチを行いました。20歳の頃、

視覚障害が進行する中で生きることに絶望的になった過去を乗り越え、日本に来ることで自立して生きることに自信が

持てるようになったいきさつを発表、あいにく入賞は逃しましたが、聞く人に大きな感銘を与えました。尚、視覚障害者の

決勝進出は60回の歴史の中でも、彼女が初めてとのことです。

 モンゴルのマンダハさんは、オンキョー世界点字作文コンクールの国内部門の佳作に入賞、その賞金をもとに

「オユンラグセンター」を設立して、本業のマッサージ訓練校での指導の傍ら、モンゴルの地方に住み、盲学校や点字の存在も

知らない視覚障害児やその親に働きかけて、ウランバートルにある同国唯一の盲学校への就学を支援する活動をしています。

そのことが「視覚障害ナビラジオ」で取り上げられると、日本から強力な支援者が現れ、このたび、ウランバートル郊外に

子供たちの生活訓練・リハビリ・研修センター「宝の家」が竣工、これまでと比べものにならないほど充実した活動が

行なえるようになったとのことです。なお、NHK国際テレビの「Her Story」でも彼女の紹介がありました。

留学生の活躍あってのIAVIであり、日々の仕事の支えになっています。

9か国から来日 ≪白い杖の留学生 国際大会?過去から未来へ?≫

―日本で学んだ元留学生たちとともに―

日時:令和元年11月29日(金) 13時30分開場

30日(土)  8時30分開場

会場:アルカディア市ヶ谷 千代田区九段北4-2-25

電話:03?3261-9921

主催:社会福祉法人国際視覚障害者援護協会

   東京都板橋区蓮沼町20-18

   TEL:03-5392-4002 E-mail:info@iavi.jp

共催:日本盲人福祉委員会 一枝のゆめ財団

後援:日本盲人会連合 毎日新聞社「点字毎日」

多くの皆様のご支援で日本の盲学校で学び、自立して頑張る元留学性を日本に招いて、これまでの活動を共有し、未来への国際交流を考えます。

 

≪日程≫

11月29日(金)来日元留学生のためのマッサージ研修会

●14:00?16:30

講師:藤井亮輔氏(筑波技術大学教授)

 

11月30日(土)国際大会

●各国からの報告?    9:10?11:50

●展示会・交流タイム  11:50?13:20 

★昼食 /(株)アメディアの展示会/交流タイム

●基調講演       13:20?14:20 

「日本の視覚障害者の現状と海外の視覚障害者と共に歩むことの意味」

講師:指田忠司氏(日本盲人福祉委員会常務理事)

●各国からの報告(2)勉強中の留学生からの報告、IAVIからの提案  14:30?16:30 

(国際大会はどなたでも無料でご参加いただけます。参加を希望される方は、事務局までお申し込みください。)

●レセプション 「再会の喜びを未来へ」

  17:30?20:00  会費:5000円

(11月20日までに事務局にお申し込みをお願いします。)

 

「白い杖の留学生国際大会」海外参加者

こんな元留学生が来日します。ぜひ市ヶ谷に会いに来てください。

◆謝 瑛昌(しぇ いんちゃん)

台湾 1987年来日 山梨県立盲学校卒業

27年間、台北啓明学校の理療の教師。台湾のマッサージの技能向上を日本とのつながりで実践したい。

◆梁 智永(やん ちよん)

韓国 1993年来日 筑波大学附属盲学校卒業

韓国ソウル郊外で鍼の治療院を経営。

◆ラックサック・チャイランチュアンサクン

タイ 1994年来日 筑波大学附属盲学校卒業

盲学校の副校長。タイの視覚障害者教育の発展に向けて一貫して頑張る。今後は、高齢化社会に対応した視覚障害者福祉を考えたい。

◆ミケンエ・フィリゴナ・アチョラ

ケニア 1996年来日 神奈川県立平塚盲学校卒業

アフリカ最初の按摩、鍼、灸の国家資格を取得。今回の来日を機に、ケニアの視覚障害者の厳しい状況を日本とのつながりで打破したい、

という夢を実現させるためのきっかけにしたい。

◆郭 麗華(かく れいか)

中国 1997年来日 筑波大学附属盲学校卒業

マッサージの仕事をしながら日本語を教える。インターネットを活用して中国語を教え、日本と中国の懸け橋になりたい。

◆朴 東海(ぱく とんへ)

韓国 1997年来日 筑波大学附属盲学校卒業

ソウル盲学校の理療の教師。今後の理療教育の在り方を日本の先生と共に考えていきたい。

◆プトゥル・ウィウォホ

インドネシア 1999年来日 東京都立文京盲学校卒業

盲学校・職業訓練校の先生として、帰国後一貫して頑張る。

◆ブイ・ヴァン・タン

ベトナム 2001年来日 石川県立盲学校卒業

マッサージ店を経営して多くの視覚障害者の自立に向けて頑張る。

◆バトバヤル・カンゾリグ

モンゴル 2001年来日 熊本県立盲学校卒業

マッサージ訓練校を作り、校長としてモンゴルの視覚障害者がマッサージの仕事で自立するための基礎を作った。

◆タン・リー・メイ

マレーシア 2009年来日 筑波大学附属盲学校卒業

マッサージの仕事をしながら、帰国留学生3人で力を合わせ、マッサージの仕事の発展を目指す。

※キルギス、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール、スーダンについては、在日留学生・元留学生から発表してもらいます。

 

「白い杖の留学生国際大会」成功のためにご支援をお願いいたします!

●財政的なご支援をお願いいたします。

1 財政的なご支援をお願いいたします。

今回の事業には、約300万円の経費がかかります。宿泊場所とイベント会場を同一にして、来日留学生の移動が楽になることを

第一に考えました。もちろん、彼らが3日間ゆっくりと宿泊できる施設にしました。また、多くのみなさんにご参加いただくために

交通の便の良い場所を選びました。各国からの交通費、報告書作成など必要経費は膨らみますが、私たちはぜひ設定した目標を達成

していきたいと思います。是非とも、財政的なご支援を重ねてお願いいたします。

ご支援いただける方は以下の通りお願いします。

口座名義  社会福祉法人国際視覚障害者援護協会

 (郵便振替口座)00100-1-650252

(銀行預金口座)三井住友銀行 志村支店 普通預金  6874921

★同封いたしました振替用紙をご使用ください。

★銀行にお振込みくださいます方は、お振込み名義の前に必ず『国際大会』とご入力ください。

ご協力のほどを、よろしくお願い致します。

●国際大会期間中の誘導ボランティアをお願いします。

成田空港から会場までの往復について各国ごとの誘導が必要です。また、駅からの誘導や会場内の移動なども多くの支援が必要です。

お世話になった盲学校へのご挨拶や最近の日本の福祉関連施設を見学してもらうための外出などの支援も、お願いできればと思います。

★ボランティアをお願いできる方は、10月11日までに事務局へご連絡ください。なお、ボランティアの打ち合わせを10月25日の

午後2時から国際視覚障碍者援護協会で開催します。

事務局:国際視覚障害者援護協会事務局 板橋区蓮沼町20?18

電話:03-5392-4002  e-mail:info@iavi.jp

 

国際大会の会場までのアクセス

◆JR総武線 

市ヶ谷駅下車徒歩2分

◆地下鉄有楽町線・南北線 都営新宿線

市ヶ谷駅下車徒歩2分

◆駐車場:先着順(800円/日)

 

元留学生からのレポート紹介

紙面の関係で二人のレポートの一部をご紹介します。

★ケニア フィリゴナ・アチョーラ

・現在の仕事

現在わたしは、国連のリクレーションセンターのヘルスクラブに週2回勤務しています。国連の仕事のない日は、個人のお客さんの

出張マッサージに行っています。これらのキャリアを通して、わたしは自分の生活の基盤を作ることができました。

・やってきた活動

1、ケニアで視覚障害者のための指圧あんま講習会が開催されるとき、私はいつも日本人講師通訳のリーダーをやっていました。

2、ケニアには学校に行っていない貧しい視覚障害者がたくさんいますが、11歳のとき視覚を失い14年間何もしないでただ自宅にいる

という25歳の女性に会い、せめて彼女が点字を読め、生活自立して外にでられるよう、マチャコスの学校で勉強するチャンスをあげたいと

思いました。日本人の友人達から支援をうけ、彼女はマチャコスの学校で点字を勉強する事が出来ました。その後、彼女は統合教育の

小学校に入って、現在小学校5年生です。

3、日本に留学する予定がある、もしくは興味あるケニア人に日本語を教えています。

4、わたしは教会の賛美歌グループに入っていて、歌を歌うことをとても楽しんでいます。

・今後の日本との交流で望むこと

将来は、わたしは指圧あんまを教えるトレーナーになりたいです。

ただ、ケニアでは先生になるには教職コースで訓練を受けなくはいけないシステムがあって、わたしが実現できるかわかりません。

教材や一般書もふくめて、もっと盲人が点字本を読めるチャンスを多くしたいです。わたしが盲学校時代の話ですが、点字教科書はなく、

墨字教科書を数人でシェアし放課後勉強したいときは、弱視の友人に読みあげてもらって勉強しました。でも弱視の友人がいそがしい

ときは頼めません。なので、盲人の後輩たちが盲学校で、日本のように自分用の点字教科書で勉強できるようなシステムにしたいです。

最近は事情が少しは良くなったかと、2017年に盲学校を卒業した知人に聞くとわたしの昔の時代と同じ事情でした。

また個人的にぜひ実現したいと願っていることは、国会図書館の点字図書部門にあるかたい本でなく、Joy (人生の喜び)を感じられる

ような本をセレクトし、それを読めるチャンスをふやしたいです。

・日本との交流でどんなことをしたいか。

具体的には、ケニア人で環境副大臣だった故ワンガリ・マータイ女史の自叙伝「Unbowed」(注*へこたれない、あきらめないという

意の自伝)がテレビで紹介され、内容を聞いてからずっとずっとその点字本やインターネット本が読みたくてなりません。

マータイさんは日本がだいすきだったそうです。

本はこころの食事になり、おちこんでも読むと元気になります。もし日本の国際視覚障害者援護協会と協力して、盲人の後輩に

白杖や点字教材や点字本がケニアでもっと自由に読めるようになったら、それはケニアの視覚障害者にとってgreat helpで、

たいへんうれしく感謝します。

日本とケニアの交流どうぞよろしくお願いします。

   

★台湾 謝瑛昌(しぇ いんちゃん)    

1.あん摩・マッサージの交流

台湾の視覚障害者のマッサージの、特に医療的な部分のレベルアップをしていきたい。治療の臨床的な理論と技術を高めていけるような

交流をしていきたい。

2.福祉制度(単に経済的なことではなくて、生活環境や社会参加の環境を良くしていくという意味での福祉)の交流。

台湾でもここ十数年、福祉が進んでは来ているが、日本のようなしっかりした基盤はまだ少ないように感じる。単に経済的なこと

だけではなくて、視覚障害者が一人で歩ける移動の環境を整えるとか、社会的なイベントに参加するといった、生活を浴していく

福祉の分野の交流をしていきたい。

3.IAVIを通して、もっと多くの国の視覚障害者との交流をして各国の福祉制度などを共有して、一緒になって視覚障害者の生活が

もっと良くなるような活動に展開させていきたい。

                               

◎キルギスに松葉杖とサポート杖を送りたい◎

           松田信治「キヤル基金」代表 (IAVI元職員)

1.お願い

私は2011年1月?2013年1月までキルギス共和国でJICAシニア海外ボランティアとして視覚障害者の自立支援で活動しました。

帰国後は任意団体「キヤル基金」にてキルギスの」障害者支援を継続しています。

キルギスでお世話になったキルギス視覚聴覚障害者協会のカリック会長は、今はキルギス障害者協会(肢体不自由者支援)の会長になっています。

カリック会長から「キルギスの多くの肢体不自由児者に松葉杖とサポート杖を送ってほしい」との要望がありました。

そこでカリック会長への「恩返し」をしようと、使わなくなった松葉杖、サポート杖(T字杖、ロフストランド杖、多脚杖、白杖)を集めて、

キルギス障害者協会に届けることを思い立ちました。

お手持ちで使用に耐えられる、使わなくなった松葉杖とかサポート杖をお持ちでしたら、ぜひご提供ください。

送料を負担していただき郵送していただければ有難いです。日本からキルギスまでの輸送費は松田が負担いたします。

必ずカリック会長にお届けします。

2.送り先 

?任意団体「キヤル基金」代表 松田信治

?住所:198-0024 青梅市新町3?41?22

?連絡先:携帯番号 090?9643?7156

目標収集数 200本 収集期限 2019年12月末まで

 

 本号の写真 この夏の思い出≫

海で泳ぐのが初めてのモンゴルのラグワさん。三浦海岸で思い切り遊ぶ。最高に楽しい思い出になりました。

地元図書館で子供たちに出前セミナー。「打って楽しむ点字の世界」。留学生も先生。

夏休み、留学生の安全な宿泊を支えてくれた台湾の頼さん親子とのたくさんの楽しい交流。

食事、買い物や散歩。留学生にも貴重な体験でした。来年もよろしく。来年も楽しみにしています。

=業務日誌=

6月16日 アブディンさん、リンさん、NHKラジオに出演。  

6月18日 板橋法人会総会に出席。

6月20日 『ロータス通信』第289号発送作業。おたがいさまネット月例会に出席。

6月21日 清水地域活動見本市打ち合わせに出席。

6月22日 筑波技大・大学説明会に参加。

6月29日 NHKEテレで日本語弁論大会の放映(Dシリンさん)。

6月30日 坂井先生・藤井先生と情報交換。卒後鍼灸手技研究会の事務を担当。

7月 6日 「ゆめ風で会いましょう」コンサートに参加。

7月 7日 日本語能力試験(バヤルさん、Bシリンさんが受験)。

7月 8日 オユンラグセンター、訓練施設落成式(水谷先生参加)。台湾の頼さん母娘、来日・宿泊(寮母)。

7月 9日 参議院選・選挙公報投函(選挙公報関連作業終了)。

7月16日 望月さん来館、情報交換。

7月19日 平塚盲訪問、コーコーさん担任と情報交換。ミンラインさん、帰省。

7月20日 筑波盲・平塚盲、夏休み(?8月30日)。ロービジョンセミナーに参加。B・シリンさん、帰省。

7月25日 コーコーさん、帰省。

7月27日 浅野さん・河住さん、来館・情報交換。

7月29日 シズさん、帰省。

7月30日 2020WBU-APマッサージセミナー運営委に参加。

8月3・4日 オンキョー点字作文コンクールWBU-AP選考会に出席。(メイさん、フザイファさんと懇親)

8月 5日 インドネシア訪問(バンドンでプトゥルさんと懇親)。

8月 6日 バンドンでWIYATA GUNAを訪問。庄さん、志村図書館で出前講座。

8月11日 Dシリンさん、帰省。

8月13日 IAVI夏休み(?16日)。バヤルさん、帰省。

8月17日 木村先生と東京天文台のワンダさんの歩行・生活支援。

8月18日 羽村市・キルギス親善コンサートに参加。

8月21日 頼さん母娘、帰国。

8月22日 おたがいさまネット月例会に参加。

8月23日 日盲社協点字出版部会・中間部会会議に出席。

9月10日 アルカディアで11月の国際大会の打ち合わせ。